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煤けた札と疑った男の妻の急死

所在地愛知県豊橋市牟呂大西町
年代慶応3年7月15日
登場トコナベ、森田光尋、牟呂八幡宮宮司・王西村惣代の報告を受けた
出典ええじゃないか始まる

どんな伝承か

同じ十四日の夕暮れ、王西村の天王社の東に住む「トコナベ」というしこ名の者が、伊勢の御祓が降ったというが煤はついていないか、大方すすびたりであろう、といぶかしがった。だれかが自分の家にあった古い御祓を持ち出したのではないかと疑ったのである。その妻は十三日から「おこり」という熱病を患っていたが、十五日には精神に異常を来たし、夜半になって死んだ。ここにいたって周囲の人々は、富吉の子もこの妻も御札を疑った神罰にあたって死んだのだとして、おそれおののいた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか始まる(田村貞雄・1986年(昭和61年))

『ええじゃないか始まる』は、田村貞雄が一九八六年に著した幕末の民衆運動「ええじゃないか」の研究書である。慶応三年に三河から遠江・駿河へ広がった御札降りの発端を、牟呂村の「二夜三日正月」、御鍬百年祭、吉田宿の助郷騒動、秋葉信仰との関わりから、村方の文書や日記、市町村史の史料をもとに追う。はしがきに続く八章で発端から波及、仕掛人をめぐる諸説、祭の後の「代替わり」までを論じ、主な史料はその原文を別組で示す。

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神罰急死御札降り熱病おこり

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