馬の病を治す観音の熊笹
どんな伝承か
『諸国里人談』に載るお化け植物の話。三河国の小松原観音寺は馬頭観音を本尊とする寺で、毎年二月の初午にこの山へ参った人は、帰りに熊笹を引き抜いて持ち帰る。飼っている馬がどんな病にかかっても、観音を拝んでからこの笹を食べさせれば、たちまち治るといわれていた。
原典より
三河国の小松原観音寺の本尊は、馬頭観音だが、毎年二月の初午にこの山にきておまいりをすると、その帰りには熊笹を引っこぬいて持って行く。—— お化けは生きている —科学にとり残された霊の世界(平野威馬雄・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けは生きている —科学にとり残された霊の世界(平野威馬雄・1974年(昭和49年))
『お化けは生きている――科学にとり残された霊の世界』は、平野威馬雄が昭和四十九年に著した、怪異と心霊をめぐる読み物である。読者から寄せられたお化けの報告や沖縄の刑場・遺念火の話、長崎の宅島夫人の霊視、和漢の古書に見える妖草妖木・狐・天狗・人魂などの物の怪、フォックス家事件やクルックスの実験など欧米の心霊研究を扱う。著者が始めた「お化けを守る会」の由来、西丸震也・星新一との座談会、透視や念力を試すテストを含む全七章に、あとがきを添える。