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火の祟りを告げられた東田町の妻

所在地愛知県名古屋市中区
年代慶応三年九月二十五日
登場細野要斎、感興漫筆の記主
出典ええじゃないか始まる

どんな伝承か

慶応三年九月二十五日、名古屋の東田町のある者の妻が白山に参詣したところ、僧から「お前の町は火にたたっている」と告げられた。妻はさっそく帰って町代に話し、町内では俄に秋葉に火を燈し、大般若経を読み、篝火を焚いて一統で信心したという。ここでいう「秋葉」は町内の秋葉燈籠のことである。この噂を聞いた西の御手筒組でも、札は降らないものの秋葉宮を祀ることにしたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか始まる(田村貞雄・1986年(昭和61年))

『ええじゃないか始まる』は、田村貞雄が一九八六年に著した幕末の民衆運動「ええじゃないか」の研究書である。慶応三年に三河から遠江・駿河へ広がった御札降りの発端を、牟呂村の「二夜三日正月」、御鍬百年祭、吉田宿の助郷騒動、秋葉信仰との関わりから、村方の文書や日記、市町村史の史料をもとに追う。はしがきに続く八章で発端から波及、仕掛人をめぐる諸説、祭の後の「代替わり」までを論じ、主な史料はその原文を別組で示す。

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大般若経篝火

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