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羽田野敬雄宅で開かれた在中教諭

所在地愛知県豊橋市羽田町
年代安政二年(1855)二月
登場羽田野敬雄、時習館の講師
出典ええじゃないか始まる

どんな伝承か

吉田藩の藩校時習館には「在中教諭」といって農村地帯に出講し、農民を教諭する習慣があった。一八五五年(安政二)二月には三河羽田村の羽田野敬雄宅でおこなわれ、二〇〇人余が聴講した記録が残る。「ええじゃないか」のさなかの慶応三年九月にも領内各地で在中教諭がおこなわれており、講義の内容は『孝経』と『前訓』の講釈、それに「神君之御事」であった。これは従来の村落秩序の再建をはかるものであった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか始まる(田村貞雄・1986年(昭和61年))

『ええじゃないか始まる』は、田村貞雄が一九八六年に著した幕末の民衆運動「ええじゃないか」の研究書である。慶応三年に三河から遠江・駿河へ広がった御札降りの発端を、牟呂村の「二夜三日正月」、御鍬百年祭、吉田宿の助郷騒動、秋葉信仰との関わりから、村方の文書や日記、市町村史の史料をもとに追う。はしがきに続く八章で発端から波及、仕掛人をめぐる諸説、祭の後の「代替わり」までを論じ、主な史料はその原文を別組で示す。

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