巫女に心を読まれる
どんな伝承か
著者が石を蹴りながら実家の母を想った瞬間、婆さんは振り向きもせず「山でウチのことを考えるとつまずくよ」と言い当てた。干支をイヌ年と偽ると即座に「あんたはイノシシだ」と本当を見抜き、著者の思考を悉く読んでみせた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
続 山だ原始人だ幽霊だ(西丸震哉・山岳・怪異エッセイ・1972年(昭和47年))
『続 山だ原始人だ幽霊だ』は、西丸震哉が昭和四十七年に著した随筆集で、一冊の予定を前後編に分けたうちの後編である。ニューギニアやニューブリテン島の未開部族を訪ねた探訪記と原始社会の食生活論に続き、幽霊についての自説、自身や身内が出会った怪談、テレパシー・呪い殺し・雨やみの術の実験談を収める。「原始人」「幽霊」「テレパシー」の三部からなり、カバーと挿絵も著者が描いたとあとがきにある。