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小伊勢屋に降った清正公と小田原の騒ぎ

所在地神奈川県小田原市(小田原宿)
年代慶応3年(1867)11月3日ごろ
登場小伊勢屋佐兵衛
出典ええじゃないか

どんな伝承か

小田原宿では十一月三日の記事に、この宿でも二、三日前から諸神仏の札が天から降ってたいへんな騒ぎになり、小伊勢屋佐兵衛の家には清正公が降って大騒動になったとある。少なくとも十一月のはじめには、札降りに始まる騒ぎが相模に入っていたことになる。十日には藤沢宿のあたりでも札が降りはじめ、小田原宿とのあいだのどこにも降ったと記されており、騒ぎは十日もたたずに東海道沿いの大磯・平塚・茅ヶ崎・藤沢一帯へ広がった。

原典より

峠の下の小田原では、十一月三日の記事に、「当宿之儀も両三日前より諸神仏之御札天降いたし専大騒き有之、小伊勢屋佐兵衛宅へ、清正公様御下リ有之、大騒動=有之候事」とみえる。—— ええじゃないか(高木俊輔) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか(高木俊輔)

『ええじゃないか』は、幕末維新期の民衆運動を研究してきた高木俊輔が、慶応三年から翌年にかけて広がった「お札降り」と「ええじゃないか」の乱舞を各地の史料からたどった歴史書である。三河吉田での初出から東海道、甲斐、江戸、信濃、伊勢、京都、大坂、中国、淡路、四国まで、日記や記録に残る降札と踊りを国ごとに述べる。概観と東国・西国の四章に続く終章で降札の作為者やおかげ参り、世直しとの関わりを論じ、参考文献を付す。

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