小田原インター付近のトンネルの少女
どんな伝承か
二年前の八月、ドライブの帰りだった。歌手の入江慶子を乗せた車が東名高速の小田原インター付近のトンネルに入り、ちょうど中ほどまで来たとき、前方にすうっと女の子が現れた。セーラー服姿の中学生ぐらいで、よく晴れた日だというのに全身がびしょ濡れである。少女はセンターラインのあたりに立ち、道路を横切ろうとした。入江は止めて、危ないと叫んで思わず両手で顔を覆う。どうしたのかと声をかけられ、おそるおそる手を離すと、少女の姿はもうどこにもなかった。ただ恐ろしかったとだけ語っている。
原典より
二年前の八月、ドライブの帰り、東名高速の小田原インター付近のトンネルの中間まできたとき、前方にスーッと女の子があらわれたのです。—— お化けについてのマジメな話(平野威馬雄・幽霊・怪異体験・昭和) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けについてのマジメな話(平野威馬雄・幽霊・怪異体験・昭和)