シジミ成仏の話
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どんな伝承か
著者が知り合いのホシ(仮名)から聞いた話。ホシの友人イナバは国道二四六号線沿いでドライブインを営み、落とした財布の行方を当てるほどの霊能力があった。イナバは定食用にシジミの味噌汁を大量に作るが、生きているはずのシジミの殻が開かないものが増えていることに気づく。事務的に料理していてはシジミが安らかに成仏できないのではと考え、翌日から「感謝している、心を込めて作りみんなに食べてもらうから食べられておくれ」と声に出して念じてから料理した。すると驚くほど殻が開くようになり、二百個ずつ言い聞かせた分と言い聞かせない分で殻の開く率を調べると、明らかに前者が高かったという。
原典より
* 夜になるとやってくる男の話* 手で歩いてきた女の子の話* 階段の暗がりから睨んでいたばあちゃんの話* 眼に見えない生き物の話* **逆さ悟空*** **おくりもの*** **暗い優しいあな*** **せつなくん***…—— 奇譚草子(夢枕獏・1980年代~1990年代初期(推定)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
奇譚草子(夢枕獏・1980年代~1990年代初期(推定))
夢枕獏による短編怪談集『奇譚草子』は、著者が友人や知人から聞いた伝聞話を中心とした怪談を集めた作品。生霊から幽霊、見えない霊的存在まで、多様な心霊現象を描く。登場する舞台は東京・神奈川・長野・岩手など全国各地で、都市の住宅から北八ヶ岳などの山岳地帯まで広がっている。金縛り、ポルターガイスト、予知能力、夢遊病など複数の超常現象パターンが繰り返し登場。
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小田原市の伝承
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