ライトに応えて動いたV字の光の編隊
どんな伝承か
昭和四十七年一月十四日の夜十時五十五分、静岡市三番町でUFOの観測をしていた増田聡(十六歳)は、オリオン座から天頂を通り北斗七星の方まで飛んでいく編隊を見た。V字に近い形に五つから七つの白い光が並び、一等星ほどの明るさで肉眼でもはっきり見えた。シュシュシュという音がしていた。まっすぐ飛ぶ編隊に強いライトをぴかっと当てると、その一つがそれに応えるかのようにすばやく動いたという。編隊は遠ざかるにつれて小さくなり、音も小さくなって見えなくなった。空はほぼ晴れていた。
原典より
UFOは無音で飛行するものと一般的に考えられているが、目撃の際に、しばしば大容量のトランス(変圧器)が発するようなブンブンという音が聞かれるということが、かなりの数の目撃例から裏付けられる。—— 日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本のUFO(池田隆雄・UFO・未確認現象・1974年(昭和49年))
『日本のUFO』は、池田隆雄が昭和四十九年に著した、日本国内のUFO目撃事例の研究書である。古記録に残る怪しい星や安政の江戸大地震で目撃された光り物から、昭和二十年代以降の各地の目撃、着陸痕、レーダー捕捉や機上目撃までを、国内のUFO研究団体の会誌や新聞記事をもとに集める。編隊飛行、形態、色と舷窓、運動、知的な行動、天体との関係、着陸痕、海上の活動、レーダーと機上目撃の章に事例を分類し、巻末に参考資料とあとがきを置く。