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ナレ原と呼ばれた西木戸太郎塚

所在地福島県南会津郡下郷町楢原(西木戸塚)
年代文治五年(1189)
登場源頼朝家臣長沼宗政、西木戸太郎国衡、源頼朝、奥州を征伐した将
出典下郷町史 第5巻(民俗編)――伝説

どんな伝承か

源頼朝が奥州平泉の藤原氏を征伐したとき、家臣の長沼宗政が泰衡の庶兄である西木戸太郎国衡の首を取った。その首を携えてこの地の奥田にさしかかったところで生首がナレたので、ここに埋葬し、桜を一本植えてナレ原の里と名付けた。後世これがなまって楢原と呼ばれるようになったという。植えられた桜は大木となって見事な花を咲かせ、咲いて見事な奥田の桜、枝は倉村葉は長野花は田島の店桜と歌い継がれている。昭和七年に郷土史を作るに際して西木戸塚が調査され、大正十三年には村人有志によって現在の西木戸塚之碑が建立された。

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出典の文献について

下郷町史 第5巻(民俗編)――伝説(下郷町(編)・下郷町史)

『下郷町史 第5巻(民俗編)――伝説』は、会津の下郷町の町史民俗編のうち、町内の伝説を集めた第二節である。鏡沼の大蛇や二岐山のダイタンボウ、狼に食われた祖母、湯野上温泉猿湯の由来、高倉宮以仁王と桜木姫・紅梅御前の落人伝説、伊達政宗の戦の悲話、小野の長者と小野観音の金の鰐口などを収める。伝説を自然伝説・歴史伝説・信仰伝説に分け、各話に地名や供養塔・墓・文化財の現状を書き添えている。

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