福娘が熊手を分ける宮地岳神社の開運祭
どんな伝承か
長崎県佐世保市の宮地岳神社では毎年一月七日に開運祭が行われる。福娘を選び、「商売繁盛熊手で来い、家内安全熊手で来い」という威勢のよい掛け声とともに、小さな縁起物の熊手を信徒に配る行事で、神社側の商売だけは確かに繁盛していると評されている。
原典より
九州佐世保市宮地岳神社などでは、毎年福娘を選出して、一月七日に開運祭というのをやっている。—— 現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年))
『現代の迷信』は、今野圓輔が昭和三十六年に著した、現代の俗信を一般の読者に向けて説いた読み物である。昭和三十年代の新聞・雑誌の報道や聞き書きを主な材料に、縁起かつぎ、前兆・占い・禁忌・まじない・願掛け、憑きもの落としの殺人や新興宗教の騒ぎまでを全国から拾い集めている。「現状」「過誤と真実」「その背景」「迷信論」の四部から成り、巻末に読者の問いに答える迷信身の上相談を付ける。