砂撒き
どんな伝承か
塩田には二メートル四方ほどの箱がいくつも据えてあり、底には簀の子が敷かれ、その下にドラム缶が埋けてあった。一人に三つか四つの箱があてがわれる。朝行くと、まず蟹の穴で凸凹になった地面を、板に棒をつけた道具で平らにならす。それから箱の脇に積んである濡れた砂をシャベルですくい、人糞を撒くように薄く平らに撒いていく。厚く撒くと叱られた。撒いたあとは熊手のような木の道具で行ったり来たりして掻き回し、早く乾くようにしたと語る。
原典より
それでねあのう、朝まず行きますとね、ここに箱がいくつも、これもっといっぱいほんとあるんですけどね。—— 市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第7集』を全143話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。