狐の提灯
どんな伝承か
一晩中ぐるぐるとまわっていたことがある。行けども行けども田舎の道はまっ暗で、田んぼのあぜ道を一晩中歩き、朝になるととんでもない所にいた。それは「きつねの提灯」だとよく言われ、提灯をあまり揺すったりすると狐に連れていかれてしまうとも戒められたという。当時この辺りは一面の田圃で、話者の家からは船橋の駅が見え、東側は習志野の航空隊があって落下傘の練習の明かりが見えたと語る。
原典より
経験したのは、一晩中ぐるぐるまわっていたんです。—— 市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第7集』を全143話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。