きつね
どんな伝承か
狐は国分におり、須和田にもいたことはいたが、曽谷の竹やぶにいたのだという。鳴き声は「コンコン」ではなく猿に似た「キャーキャー」で、野狐はああいう声で鳴くのだと国分に住む友人が話したという。話者の父は以前化かされかけたことがあり、背中に水をかけられたように寒くなると「あっ」と思ってすぐ煙草を出して吸った。狐や狸は火を嫌うからで、煙草を吸わない人や気づかない人は化かされるという。雨の日、国分から曽谷の方を見ると狐の嫁入りが見えたとも語る。
原典より
須和田にいたことはいたんですね。—— 市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
市川の伝承民話 第7集(市川民話の会・市川の伝承民話・平成11年刊)
市川民話の会編『市川の伝承民話 第7集』を全143話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。