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束松峠と北条時頼

所在地福島県河沼郡会津坂下町(束松峠)
年代伝承
登場北条時頼、二瓶七左衛門、井関敬嗣、安座村の肝煎、記録者
出典会津坂下町史 1(民俗編)――伝説

どんな伝承か

片門から西へ約四キロ行くと束松峠の頂上に達する。昔この頂上には年を経た松があり、枝がみな上に伸びて草箒を逆さに立てたようで、根元を束ねた形なので束松と名付け、峠の名にもなった。この松が枯れた後、東方の低い所に同じ形の松が育ち、枯れたほうを親束松、今あるものを子束松と呼び、さらに孫束松、ひこ束松と呼ぶ松も生えた。昔、北条時頼がこの峠を越したとき「陸奥の満田の山の東松千代の齢を家つとにせん」と詠んだと伝える。また松葉が全部赤くなって枯れかかった折、五十日ほどして伊勢神宮から「お松様」宛の礼状が届き、村人は東松が伊勢参りをして来たのだと判断したという。

原典より

片門から西に約四キロ行くと、東松峠の頂上に達する。—— 会津坂下町史 1(民俗編)――伝説(会津坂下町(編・山口弥一郎ほか)・会津坂下町史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

会津坂下町史 1(民俗編)――伝説(会津坂下町(編・山口弥一郎ほか)・会津坂下町史)

『会津坂下町史 1(民俗編)――伝説』は、会津坂下町の町史民俗編のうち、第二十章「伝説」を収めたものである。高寺山の黄金千杯、佐原・栗村の水田開発、交通路、空也・徳一、神仏、地名、雨ごい、狐、笑い話・逸話、妖怪変化、部落の起源、人物にまつわる町内の伝説を集める。冒頭で伝説の意義と自然・歴史・信仰の三分類を述べ、主題別の節に分けた各話の末尾に話者と、井関敬嗣・薄嘉明ら執筆者の名を記す。

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