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便壺の指を数えて買った酒二斗一升

所在地岩手県奥州市
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典佐々木喜善全集 1

どんな伝承か

和尚がようやく便壺から這い上がり、井戸端で汚れを洗っていると、小僧が酒桶を担いで帰ってきた。自分が壺に落ちているのに助けもせずどこへ行っていたと和尚が怒ると、小僧は、指を一本出せば酒一升、二本なら二升買って来いと言いつけられていたので、壺の中で手足の指二十本ともう一本を出していた和尚を見て、二斗一升の注文だと心得たと答える。和尚も仕方なく小僧にも一杯飲めと言い、小僧も酒にありついたという。

原典より

はい此通り二斗一升が程買って来ましたと言うたので—— 佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・1986年(昭和61年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・1986年(昭和61年))

『佐々木喜善全集 1』は、佐々木喜善の著作を遠野市立博物館が編集・発行し、昭和六十一年に刊行した全集の第一巻である。岩手県の遠野・江刺・紫波・岩手などで聞き集めたザシキワラシの話、昔話、伝説を、村の古老や知友からの聞き書きと手紙による報告をもとに収める。「奥州のザシキワラシの話」「江刺郡昔話」「紫波郡昔話」「東奥異聞」「老媼夜譚」「聴耳草紙」に小篇を加えて並べ、巻末に遠野市教育長の跋と奥付を置く。

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