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地蔵に笠を被せた爺と博奕打ち

所在地秋田県仙北市角館町
年代大正・昭和(採集)
登場佐々木喜善、清水キクエ、筆記者
出典佐々木喜善全集 1

どんな伝承か

爺と婆がいて、爺は毎日山で柴を刈り、それを町へ売って暮らしていた。ある日、柴を売った帰りに野中を通ると、大雨の中で石地蔵が濡れているので気の毒に思い、町へ引き返して柴を売った金で笠を買って被せてやった。翌日その前を通ると、地蔵が呼び止めて礼を言い、今夜夜半に自分の蔭に隠れ、博奕打ちが来たら鶏の鳴き真似をせよと教えた。爺がその通りにすると、博奕打ちは三番鶏だと慌てて金を置いて逃げ、爺はそれを拾って金持ちになったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・大正・昭和(東北民俗))

『遠野物語』の語り手・佐々木喜善が大正昭和期に郷里岩手で採集した東北の昔話・伝説の集成。冒頭の『奥州のザシキワラシの話』では、旧家の座敷に出没し家の盛衰を司るザシキワラシの諸相を集める。『江刺郡昔話』『紫波郡昔話』に続き、『東奥異聞』では不思議な縁女の話・黄金の牛・磐司磐三郎・千曳石・赤子抱き・偽汽車など奇譚を収める。

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