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桶屋の泣輪という言葉の由来

所在地岩手県遠野
年代大正・昭和(採集)
登場佐々木喜善、相模久治郎、田中喜多美、語り手、報告者
出典佐々木喜善全集 1

どんな伝承か

或る所の長者に年頃の一人娘があり、婿を求めて触れを出すと、大工と鍛冶屋と桶屋の三人の若者が集まった。長者は最も腕の良い者を婿にすると決め、大工は家を建て、桶屋は大桶を結うことになった。三人は力の限り競ったが、鍛冶屋が真っ先に仕上げてしまう。大工はまだ仕上がらず、桶屋は最後の一輪を入れるところで、わずかの差で婿になり損ね、泣き出した。それから桶屋が最後に入れる輪を泣輪と呼ぶようになったという。田植の折に相模久治郎という人から聞いた話として、田中喜多美が報告したものである。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

佐々木喜善全集 1(佐々木喜善・佐々木喜善全集・1986年(昭和61年))

『佐々木喜善全集 1』は、佐々木喜善の著作を遠野市立博物館が編集・発行し、昭和六十一年に刊行した全集の第一巻である。岩手県の遠野・江刺・紫波・岩手などで聞き集めたザシキワラシの話、昔話、伝説を、村の古老や知友からの聞き書きと手紙による報告をもとに収める。「奥州のザシキワラシの話」「江刺郡昔話」「紫波郡昔話」「東奥異聞」「老媼夜譚」「聴耳草紙」に小篇を加えて並べ、巻末に遠野市教育長の跋と奥付を置く。

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佐々木喜善全集1聴耳草紙

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