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小正月に戸ごとを回るカセオドリ

所在地岩手県気仙郡
年代1月15日小正月
登場厄年の男女
出典現代の迷信

どんな伝承か

地方の成人式のなかには、ずいぶん古風な習俗が残っている。岩手県気仙郡では、男は二と五のつく年、女は三、七、九のつく年は全部厄年だとして、一月一五日の小正月にカセオドリと称して戸ごとに物もらいに歩いたという。著者はこれを極端な例として挙げ、四二歳の厄年などについては生理学や精神医学の側からも支持論が出されていると付け加える。七歳になれば近所七軒から神への供物であった七草粥を少しずつ分けてもらって食べ、神の恩寵をわが身に取り込むといった習俗も各地にあり、こうした通過儀礼と厄年は五十歩百歩の違いにすぎないと述べている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代の迷信(今野圓輔・現代教養文庫・1961年(昭和36年))

『現代の迷信』は、今野圓輔が昭和三十六年に著した、現代の俗信を一般の読者に向けて説いた読み物である。昭和三十年代の新聞・雑誌の報道や聞き書きを主な材料に、縁起かつぎ、前兆・占い・禁忌・まじない・願掛け、憑きもの落としの殺人や新興宗教の騒ぎまでを全国から拾い集めている。「現状」「過誤と真実」「その背景」「迷信論」の四部から成り、巻末に読者の問いに答える迷信身の上相談を付ける。

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