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布川組四郡大師を開いた二百の霊場

所在地茨城県北相馬郡利根町大字布川(徳満寺)
年代文政元年(1818)
登場大見川安右衛門、山本豊栄、恵灯上人
出典利根町史 第4巻(通史・民俗編)――民話と伝説

どんな伝承か

成田在の東金山に住む大見川安右衛門は、文化年間に四国を巡り、札所ごとの土を持ち帰った。これを郷里へ移すつもりでいたが、志半ばで病没してしまう。その砂を譲り受けたのが十里河岸の山本豊栄で、河内・相馬・印旛・埴生の四つの郡を四国に見立て、文政元年についに二百か所の霊場を開き終えた。この開設に力を貸したのが布川徳満寺の恵灯上人であり、以来これを布川組「四郡大師」と称して、一番札所は豊栄の生地である十里に置かれた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

利根町史 第4巻(通史・民俗編)――民話と伝説(利根町(編)・利根町史)

『利根町史 第4巻(通史・民俗編)――民話と伝説』は、利根町が編んだ町史の一巻で、第一章を「民話と伝説」にあてる。町内を歩いて聞き集めた話と『北相馬郡志』などから引いた話を収め、大平権現や布川の地蔵の由来、バッソンの笑い話、大蛇・河童・むじなやキツネに化かされた話、押付新田の鶴殺し事件などを載せる。伝説と昔話に分けず文・布川・文間・東文間の地区ごとに節を立て、各話の題に伝承地を添え、話者名や方言の語釈を注記する。

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