聖天様の祭りで七五三に飲んだ熊さん
どんな伝承か
妻沼の聖天様の祭りでは、参詣の人々に酒がふるまわれた。熊さんという人は、枡で七合、五合、三合と、七五三と称して飲み継いで帰ってきたといい、酒に強い者になると三升も飲んだと語られる。
原典より
熊さんという人は、桝酒で、七合、五合、三合と七五三でやってきたという。—— 千代田村の民俗――伝説・世間話(群馬県民俗調査報告書 第14集・群馬県民俗調査報告書) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
千代田村の民俗――伝説・世間話(群馬県民俗調査報告書 第14集・群馬県民俗調査報告書)
『千代田村の民俗――伝説・世間話』は、利根川沿いの千代田村で行われた民俗調査の報告から、言語伝承の章を中心に抜き出したテキストである。赤岩・舞木・瀬戸井・福島などで聞いた長良神社や光恩寺、片目の白蛇、カクレザト、河童の伝説と、オトカ(狐)に化かされた話、大食・大力・変わり者の世間話、諺や洒落を、採集した集落名を括弧で添えて短く記す。冒頭には正月の松飾りと大晦日の行事の記事が、途中の文から始まる形で残る。