花咲か爺(後半)
どんな伝承か
欲深なじいさまとばあさまは無理に犬を借りて連れて行き、犬が鳴いた所を掘ったが、瓦や瀬戸かけ、瓶かけしか出ないので怒って犬を斧で打ち殺してしまった。正直な夫婦は犬を埋めて木を植え、その木が枯れると燃やして灰にし、枯木の所へ持って行って振った。通りかかった殿様に枯木花咲かせじじいと名乗って灰を振ると本当に花が咲き、たくさんの褒美をもらった。それを真似た隣のじいさまは灰が殿様の目に入り、木から引きずり落とされて叩かれたという。
原典より
むかしむかし隣りのおじさん夫婦は えー気持ちの人でけーして(決して) ずるいことはしなかったって。—— 壬生町史 民俗編――伝説(壬生町(編)・壬生町史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
壬生町史 民俗編――伝説(壬生町(編)・壬生町史・自治体史(民俗))
『壬生町史 民俗編』第2節所収の伝説。栃木県壬生町に伝わる樹木・塚・渕・神社・地蔵・地名の伝説を採録する。