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刑場跡の祟りを止めた地蔵堂

所在地愛知県海部郡大治町大字西條明治町
年代昭和46年10月21日
登場長谷川いとめ女
出典大治町民俗誌 下――霊と神・怪異・俗信

どんな伝承か

西条の明治町のあたりは昔の刑場跡で、その祟りが近隣一帯に災難をもたらしていると言われていた。これを気に病んだ長谷川いとめという女が一念発起し、昭和四十六年十月二十一日に地蔵堂を建てて供養したところ、それきり災難はぴたりと止んだという。大治町のどの大字にも辻の地蔵があり、個人が守るものからジゲ持ちのものまでさまざまで、いずれも地蔵祭りが営まれる。中島の地蔵は夜泣き地蔵とも呼ばれ、藪に放り出されていたのを濃尾地震のあと今の場所に据えたものだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

大治町民俗誌 下――霊と神・怪異・俗信(大治町(編)・大治町民俗誌)

『大治町民俗誌 下――霊と神・怪異・俗信』は、名古屋に接する尾張の大治町の民俗誌の下巻から、信仰にかかわる節を収めたものである。辻の地蔵や秋葉・津島の小祠、荒神・井戸神などムラとイエの神、天王祭り・虫送り・雨乞いなどの祈願、キツネツキ・タヌキ・天狗の神隠し・火の玉・ナンドババアの怪異を、大字ごとの聞き書きで記す。第五節から第九節までで、予兆・禁忌・まじない・民間療法を挙げる俗信の節と、高度経済成長後の信仰の変化を述べる節で終わる。

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