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滋沢橋の橋供養と古戦場

所在地福島県田村郡小野町南田原井大和久(滋沢橋)
年代文化二年
登場根本信義、夏井の人々、語り手
出典小野町史 民俗編――伝説

どんな伝承か

夏井川の下流が大和久の下手で大きく曲がり、磐越東線と交わるあたりに滋沢橋が架かっている。もとの磐城街道で、昔は人がやっと渡れるほどの木橋しかなく、洪水のたびに流された。そこで文化二年に新しい橋を架け、両側に犬杭を立てて大木を渡し、丸太を並べて炭を敷き土で固めたという。橋ぎわには、このとき建てた高さ一・二六メートルの橋供養の碑が今も立つ。橋を渡って北へ行くと橋本があり、橋銭を取ったという橋場小屋の畑地、弓張石、笠落としという場所がある。刀塚・鎧塚・死人塚と呼ぶ盛り土もあって、古戦場であったことを物語る。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

小野町史 民俗編――伝説(小野町(編)・小野町史)

『小野町史 民俗編――伝説』は、小野町が編んだ町史の民俗編から、第九章「ことばと伝承」の第一節「伝説」を収めたものである。田村郡小野庄にあたる町内の館主や城主の没落、坂上田村麻呂や八幡太郎、小野篁・小野小町にまつわる話、デンスケ坊の祟り、河童の恩返し、大蛇や名石・埋宝の話など五十四編を、大半は地元の人からの聞き書きで収める。村川友彦の「はじめに」と地域の特色の解説を置き、伝説を大字(旧村)ごとに並べ、語り手の名を添える。

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