恵比須に年取り魚の尾をあげるわけ
どんな伝承か
オイベッサマ(恵比須さま)は、生活のごくつましい人だったという。だから供え飯も、大きいどんぶりに飯を少しだけ入れて上げればいい。魚も、頭などのいいところを上げずに、年取りの晩に切る魚の尾だけを上げればいいという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
平林民俗誌稿(長野県下高井郡野沢温泉村)
『平林民俗誌稿(長野県下高井郡野沢温泉村)』は、野沢温泉村平林の民俗誌稿のうち、第十三章「口頭伝承」の部分である。昔話は桃太郎・瓜子姫・ねずみ浄土・三人の継子の四話を土地の言葉のまま記し、話者名と語り口の異なる変型を添える。伝説はどうろさんどの三度っ栗・城の腰・矢石・耳なし地蔵など五話で、この地では昔話と伝説の区別が意識されていないと記し、末尾に細川修の名を置く。