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童子丸

所在地香川県綾歌郡綾川町羽床上
年代伝承
登場童子丸、語り手、伝承者、主人公の子供
出典新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説

どんな伝承か

昔、童子丸という子供がいた。母はなく、母からもらった頭巾を身につけていた。ある時、梅の木にとまった鳥が、困った時にはそれで何でも聞いた通りにせよと告げた。やがて殿が病になり、どんな薬も効かなかったが、童子丸の耳に、天使の薬がここにあるという声が聞こえた。それは梅の木に生えたはったけ(猿の腰掛)で、これを取って持って行くと殿の病は治り、多くの褒美をもらった。その秋は稲の穂が出ず、殿も年貢を取ることができずに無年貢となった。童子が一反に十三俵実るようにと言って植えると、その通りに実り、五反の田から多くの米が取れて財産ができたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書)

『新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説』は、香川県の叢書の民俗篇のうち、第八編「口承文芸」を収めた部分である。香川県内の昔話と伝説を扱い、昭和初年からの採集の歩み、呼び名や発端・結末の句、桶屋やほうろく売り・遍路などの運び手、語り手の横顔を論じたうえで、綾上町などで聞いた未発表の昔話を話者名付きで掲げる。伝説の章は樹木・石と岩・水と池と渕・塚と穴・祠と堂・坂と山と峠と谷・動物の項目に分け、各話の末尾に伝承地の郡町名を添える。

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梅の木

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