附・大太法師伝説四種
どんな伝承か
昔、デエラボッチという非常に大きな人がいた。あるとき富士山を背負おうとして、相模原の野原でふじ蔓を探して歩き回ったが、山を背負うのに十分な蔓は見つからなかった。それを悔しがって地団太を踏んだその跡が、今も原の中ほどに残る鹿沼と菖蒲沼になったのだという。ほかにも、相模原の褌窪という凹地はデエラボッチが褌を引きずった跡、南多摩郡の池の窪は富士山を背負おうと踏ん張った足跡だと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
妖怪談義(柳田國男選集 五巻)(柳田國男・柳田國男・妖怪学・昭和(民俗学))
柳田國男の妖怪研究を集めた『妖怪談義』(選集五巻)。