ゲップの止まらぬ青年と自他一体の祈り
どんな伝承か
橋本健は東大電気工学科を出た後、飛田給にある「生長の家」の練成道場で数年にわたり多くの人を観察し指導した。あるとき竹内雷治という青年が訪ねてきた。原因不明の病で長く入院していたが治療の見込みがなく、宗教でもと勧められて来たという。彼はやせ衰え、腹から絶えずゲップが出て、女性恐怖症で、十年間一度も笑ったことがなかった。橋本は向かい合って合掌し自他一体を念じるうち、自分も同じようにゲップが出はじめて一体になった感じを得た。神に癒やしを委ねる祈りを続けるとゲップは収まり、青年の顔に血色が戻った。裏の畑で二人で怒鳴り笑う練習をすると、彼は別人のように元気になったという。
原典より
キリストが病気の人に向かって、「汝の罪許されたり、立ちて歩め!」というと、病気の人がたちまち治ってしまったという話があります。—— 四次元世界の神秘――超能力・超心理の驚異(橋本健・橋本健・超心理学・1966年(昭和41年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
四次元世界の神秘――超能力・超心理の驚異(橋本健・橋本健・超心理学・1966年(昭和41年))
『四次元世界の神秘――超能力・超心理の驚異』は、橋本健が昭和四十一年に著した超心理学の解説書である。予知夢や虫の知らせ、テレパシー、物品引寄せ、念力、心霊現象を内外の事例と実験で紹介し、それらを四次元の世界観と相対性原理・不確定性原理で説明しようとする。後半では霊界通信の機械や潜在意識を論じ、希望の達成や富の獲得、心の病の治療への応用法を説き、あとがきで超心理学研究の進展を呼びかける。