竜宮城の貸し椀(釜が渕)
どんな伝承か
勝山の釜が渕は底が見えぬほど深く気味悪い淵で、竜宮城まで通じるとされた。膳や椀が必要な時に借りられたが、一つ返さなかったので貸さなくなった、椀貸し伝説。
原典より
勝山の釜が渕っつうどこは、行ってみだらわがっぺきっても、底が見えねえぐれ暗くて、気味悪いっくれ深えとこなんだよ。—— 氏家町史 民俗編――伝説・昔話(氏家町(編)・氏家町史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
氏家町史 民俗編――伝説・昔話(氏家町(編)・氏家町史)
『氏家町史 民俗編――伝説・昔話』は、氏家町の町史民俗編のうち、第五章「くらしと言語」の第一節「伝説・昔話」と第二節「ことわざ、俗言」の初めを収めたものである。昭和七年版『氏家郷土誌』の数編と町史編さん室などが集めた話から選んだ二十七話を土地の方言の語りに直して載せ、勝山城にまつわる歴史伝説や地蔵の信仰伝説が多い。各話の末に方言の語注を付け、ことわざの節では日常に使われた俗言を五十音順に並べる。