旅立ちと日取りの俗信
どんな伝承か
月の三日は旅立ちをせず、七日も旅立ちに悪いという。七日帰りはするものではなく、七日の旅立ちと九日帰りもいけない。三日に出たら七日に帰るなといい、三日帰り・七日帰りを嫌う。月の七日に出て行く者は九日には帰るまいとも唱えられた。三、七には旅立つなという言い方もある。出立のときの争い事は縁起が悪く、出がけに口論をしたり気分を悪くして出ると怪我や災難があるとも伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史)
『海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪』は、海津町が編んだ町史の民俗編のうち、俗信を記した部分である。高須・吉里・大江・東江・西江などに伝わる言い伝えを一行ずつ箇条に並べ、伝わる地区名を括弧で添える。葬式や神、女性、動植物、食、方角にかかわる忌まれる行為に始まり、数の忌、日・月・年の忌、忌まれる言葉、前兆予知、呪術、民間療法、卜占、たたりと続き、終わりに幽霊・光り物と妖怪の項を置く。