小太郎淵の話
どんな伝承か
栃木県真岡市の小太郎淵は、鹿島戸の五行川が折れ曲がった場所にある。この淵の底は竜宮へ通じると言い伝えられている。淵から百間ほど離れた場所に「オッポレ」という池があったが、現在は水田化している。この池は天保五年の大水の際に形成された沼であり、田島の浅一帯の伝説地として知られていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
真岡市史 第5巻(民俗編)――伝説・昔話(真岡市(編)・真岡市史)
『真岡市史 第5巻(民俗編)――伝説・昔話』は、栃木県真岡市の市史民俗編から、第十四章「口頭伝承」の第一節「伝説・昔話」を収めたものである。大だら法師の足跡、釜淵の燈籠、大前堰の人柱、へび娘など、五行川・鬼怒川・小貝川の淵や沼、社寺にまつわる伝説と、タヌキやキツネに化かされた話を、既刊の民話集・伝説集と新たな採話から集める。冒頭に口頭伝承の参考文献を掲げ、各話の末尾に典拠を記し、結びの「まとめ」で話を河川・社寺・沼・動物の別に整理する。