須釜淵
どんな伝承か
栃木県真岡市の須釜淵に関する伝説。元禄十三年(1700年)、夏の夕方に野良仕事を終えた日下田家の雇人が馬を洗うため須釜淵へ向かう場面から始まる。本文は途中で途切れているが、この淵に関する怪異譚が展開するとみられ、水に関する不吉な事象が発生したと推測される。当地の歴史的な怪談として記録されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
真岡市史 第5巻(民俗編)――伝説・昔話(真岡市(編)・真岡市史)
『真岡市史 第5巻(民俗編)――伝説・昔話』は、栃木県真岡市の市史民俗編から、第十四章「口頭伝承」の第一節「伝説・昔話」を収めたものである。大だら法師の足跡、釜淵の燈籠、大前堰の人柱、へび娘など、五行川・鬼怒川・小貝川の淵や沼、社寺にまつわる伝説と、タヌキやキツネに化かされた話を、既刊の民話集・伝説集と新たな採話から集める。冒頭に口頭伝承の参考文献を掲げ、各話の末尾に典拠を記し、結びの「まとめ」で話を河川・社寺・沼・動物の別に整理する。