カヤの木は残った
どんな伝承か
栃木県真岡市の中村八幡宮の南に中村城跡があり、その中に遍照寺がある。遍照寺の境内には樹齢約800年のカヤの木が現存する。この木は、保元元年(1156年)に中村城を築いた中村常陸之介・藤原朝宗の時代から生き続けているとされる。城は後に失われたが、このカヤの木だけが往時を今に伝えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
真岡市史 第5巻(民俗編)――伝説・昔話(真岡市(編)・真岡市史)
『真岡市史 第5巻(民俗編)――伝説・昔話』は、栃木県真岡市の市史民俗編から、第十四章「口頭伝承」の第一節「伝説・昔話」を収めたものである。大だら法師の足跡、釜淵の燈籠、大前堰の人柱、へび娘など、五行川・鬼怒川・小貝川の淵や沼、社寺にまつわる伝説と、タヌキやキツネに化かされた話を、既刊の民話集・伝説集と新たな採話から集める。冒頭に口頭伝承の参考文献を掲げ、各話の末尾に典拠を記し、結びの「まとめ」で話を河川・社寺・沼・動物の別に整理する。