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大尽になった家――出ない薬売り

所在地千葉県我孫子市新町
年代伝承
登場薬売り、家の人
出典竜ケ崎市史民俗調査報告書4(竜ケ崎地区)――伝説・世間話

どんな伝承か

我孫子市に伝わる話として、昔、薬売りがある家を訪れて厠を借りたところ、その薬売りは家から出て来なかったという。それ以来、その家は大尽(大金持ち)になったのだと伝えられている。訪れた客が消えたことと富とを結びつける、致富にまつわる不思議な言い伝えの一つである。

原典より

我孫子市の方の話だが、昔、薬売りが来て、厠屋を貸したところがその薬売りがその家から出て来なかった。—— 竜ケ崎市史民俗調査報告書4(竜ケ崎地区)――伝説・世間話(龍ケ崎市(編)・竜ケ崎市史民俗調査報告書) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

竜ケ崎市史民俗調査報告書4(竜ケ崎地区)――伝説・世間話(龍ケ崎市(編)・竜ケ崎市史民俗調査報告書)

『竜ケ崎市史民俗調査報告書4(竜ケ崎地区)――伝説・世間話』は、龍ケ崎市が編んだ民俗調査報告書のうち、第七章「口承文芸」の伝説・世間話の部分を収めたものである。竜ケ崎地区の住民から聞き取った狐のお産や狐に化かされた話、狐憑き、幽霊屋敷、生まれかわり、家の主の蛇、首吊り榎、神木のたたり、源頼政の旧跡、鏡田などを、話し手の口調のまま載せる。多くの話の末尾に話者の町名・性別・生年を記し、昔話の一部には「大成」の話型名を添える。

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