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麦蒔きのうね落しは凶

所在地三重県志摩市志摩町布施田
年代昭和期
登場漁家
出典日本の俗信 1――迷信の実態

どんな伝承か

農業の迷信を集めた章の麦の項に、第二十三例として、麦蒔きの時にうね落しをするとその年は悪いという言い伝えが、三重県布施田の漁村から報告されている。麦の事例はほかに、埼玉県両神の戌の日に麦は蒔かない、長崎県森山の麦の初蒔は戌の日がよいの二例だけである。筆者は第二十三例について、経験によって体得したことで科学的に裏付けられるかもしれないが、現地を知らぬ者には断定は下せないとしている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本の俗信 1――迷信の実態(迷信調査協議会(編)・日本の俗信・1949年(昭和24年))

『日本の俗信 1――迷信の実態』は、迷信調査協議会が編み、昭和二十四年に初版を出した迷信調査の報告書で、昭和五十四年に洞史社が復刻した。文部省が昭和二十一年に企画し、全国の小学校を通じて行った慣習状況調査をもとに、暦・日の吉凶・方角・妖怪・占い・民間療法・農漁業にまつわる迷信を統計と解説で扱う。第一章を古畑正秋・今野圓輔らの分担執筆とし、第二章に昭和二十四年度調査の手引、第三章に各地の言い習わし集、第四章に天文暦法の迷信の解明を置く。

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