六代御前(桜山)
どんな伝承か
平家滅亡時十二歳だった六代御前は、頼朝没後に幕府に捕えられ田越川のほとりで斬られた。村人は哀れんで槻の木陰に葬り、七月二十六日を命日に祀る。墓のタブノキの枝を家の入口に掲げると疫病除けになる(明治のコレラ流行時)という悲話。
原典より
六代御前は平維盛の長男である。—— 逗子市史 別編1 民俗編――伝説(逗子市(編)・逗子市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
逗子市史 別編1 民俗編――伝説(逗子市(編)・逗子市史)
『逗子市史 別編1 民俗編――伝説』は、逗子市の市史のうち、別編第一巻の民俗編にあたる巻の一部である。池子・沼間・桜山・小坪・久木・山の根など市内の土地に伝わる伝説を収め、和泉から来た一行が金を埋めたという金山権現、行基の十一面観音と大蛇、六代御前の墓、為朝の矢の根井戸、頼朝と新箸の宮、河童松、お夏狐などの話を記す。伝説の章の末に河童や狐、庚申の夜の短い話を添え、続く方言・訛語の章では逗子の語彙を五十音順に並べる。