空飛ぶ円盤に乗った青年の話はホントか?
どんな伝承か
週刊誌がいっせいに取り上げたという、北海道北見市郊外の仁頃町でのUFO搭乗談である。体験者は農業を営む二十八歳の藤原由浩氏で、それまで円盤には関心のなかった人だという。四月六日の午前三時ごろ、玄関の戸をたたく音に起こされて外へ出ると、背丈一メートルほどの小人がいた。近寄ると小人は後ろへ跳ねて離れ、手を水平に上げたとたん熱い風が起こって体が引き寄せられ、現れたオレンジ色の円盤へ足から吸い込まれて気を失った。気づくと円盤の中央に寝かされていて、十分ほどのち木にぶつかるような音とともに地面に立っていた。小人は押すとへこみ離すと戻るコンニャクのような体で、手は指のない拳のようだったという。
原典より
そのとき目の前にオレンジ色の円盤が現われ、それまでの二倍の力で空に吸いあげられた。—— 四次元99の謎――超能力の不思議と不思議の科学(関英男・関英男・超科学) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
四次元99の謎――超能力の不思議と不思議の科学(関英男・関英男・超科学)
『四次元99の謎――超能力の不思議と不思議の科学』は、電気通信大学教授を務めた工学者の関英男が、四次元から死後の世界までを九十九の問いに分けて説いた科学読み物である。前半は曲がった宇宙空間と膨張宇宙、素粒子と不確定性理論、相対性理論による時間の遅れを平易に解説する。後半は空飛ぶ円盤や神隠し、幽霊を見た話、テレパシーや念力を取り上げて著者自身の幽子情報系仮説で説明を試み、死後の世界は科学で承認されていない空想と断って語る。