十四日の晩のおみたまさまの飯
どんな伝承か
十四日の晩から十五日の朝にかけて火をもやし、火を絶やすなといった。また十四日の晩には、うちの旦那が米を一合ぐらい炊いて山盛りにし、それに箸を十二本さして、おみたまさまにあげるといって仏壇に供えた。これをさげるのは一月二十日である。さげた飯は氷らせておいて、あとでいって食べた。そうすると丈夫になるとか、風邪をひかないといった。
原典より
また、十四日の晩には、米を一合ぐらい、うちの旦那がたいて、山もりにして、それに箸を十二本さして、おみたまさまにあげるとて、仏壇にそなえた。—— 高山村の民俗――昔話(群馬県民俗調査報告書 第21集・群馬県民俗調査報告書) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
高山村の民俗――昔話(群馬県民俗調査報告書 第21集・群馬県民俗調査報告書)
『高山村の民俗――昔話』は、群馬県民俗調査報告書の第二十一集から、年中行事の末尾と「口頭伝承」の部を収めたものである。口頭伝承は昔話・伝説・世間話の三つに分け、桃太郎・蛇婿入り・食わずの女房などの昔話、弘法の投筆や椀貸の渕・小太郎渕の伝説、怪力の馬之丞やアズキトギ・見越シ入道・かくしばあさんの世間話を載せる。各話の末尾には、中山字原・尻高字熊野・北之谷などの採録地と話者を添える。