金具の鳥居を納める目のやんめえばあさん
どんな伝承か
上奥富の川原新田にある小さなお社は、やんめえばあさんと呼ばれている。目の病で困っている人がお参りすると必ずよくなると言われ、毎年一月十四日の小正月には繭玉を飾るならわしがある。願いがかなって目の病が治った人は、お礼として金具で作った鳥居を社に納めたという。語ったのは上奥富に住む明治三十八年生まれの人である。
原典より
上奥富の川原新田にある小さなお社は「やんめえばあさん」と呼ばれ、目の病気で困っている人は、必ずよくなるといわれている。—— 狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
狭山市史 民俗編(狭山市(狭山市史編さん室/民俗調査担当))
『狭山市史 民俗編』は、狭山市の市史のうち民俗を扱う巻で、ここにはその「五 伝説・昔話・世間話」の部分が収められている。堀兼・入間・奥富・柏原・水富・入間川の各地区で古老の座談会と個別の聞き取りによって集めた話を、話者の地区・名・生年を添えて載せ、不老川や堀兼の井、影隠地蔵、キツネ、豪商綿貫家の話などを含む。伝説は水・動物・植物・地名・人物・塚・神仏・地蔵・妖怪変化など十項に分け、話ごとに[解説]を付す。