門田丁子さんの奇病治癒
どんな伝承か
昭和二十八年二月、新精神学会を主宰する巽直道のもとへ、大阪の見知らぬ婦人から手紙が届いた。福島区に住む門田丁子からで、昭和二十六年四月に両眼が充血して以来、目玉が勝手に動き回って常に物が二つ見え、黒目に水泡ができて痛むという。阪大病院の眼科と神経科に二年近く通っても良くも悪くもならず、十万人に一人の奇病だからと学用患者にされていた。巽はこれを人間病と直感し、真心を込めた助言の手紙を書いた。四、五日後に大阪を訪ねると、両眼は正常に戻り水泡も消えて、彼女は涙を流して喜んだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
テレパシーの四次元(山本佳人・超心理学・念写)
『テレパシーの四次元』は、山本佳人が著したテレパシーと超常現象の解説書である。ライン博士のカード実験やソ連のテレパシー研究、植物の電気信号や念写の実例を紹介し、著者自身が一九六九年に記録した透視の的中例を日付入りで挙げて、テレパシーの仕組みと体得の方法を説く。「テレパシーと科学」「テレパシーの本質」「テレパシーと人間」などの章を立て、科学技術・精神科学との関わりを論じる資料編とあとがきを末尾に置く。