問屋の本尊を守る毘沙門堂
どんな伝承か
水落二丁目の観音寺の境内に、小さな祠がある。中には毘沙門天を祀った石の塔が収められている。もとは水落で問屋さんと呼ばれた家の本尊仏で、その主人は毎日欠かさずここへ参っていたという。やがてその問屋は絶えてしまい、今は寺が代わって守りをしている。例祭は毎年七月一日で村人の参詣が多く、正月の元旦にも早朝から人が訪れる。
原典より
水落二丁目の観音寺の境内に、毘沙門天を祭った石の塔が小さな祠の中に収められている。—— 鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説(鯖江市(編)・鯖江市史)
『鯖江市史 史料編 第1巻(民俗編)――伝説』は、福井県鯖江市の市史のうち、史料編第一巻の民俗編にあたる巻である。市内の各町に伝わる伝説を、町名を添えて収め、泰澄・親鸞・弁慶にまつわる木や岩、山姥やてんぐ、たたりのある一本杉、地名の由来を記す古文書の写しなどを載せる。自然物・岩石・動物・家屋敷・城跡・道・橋・寺院・塚墓・人物・事件の項に分け、後半には昔話・笑い話・果なし話と田植え唄などの民謡を置く。