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天神の短冊が結んだ山田と白滝

所在地群馬県利根郡片品村大字菅沼
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典日本伝説大系 第4巻

どんな伝承か

山田郡の男が、桐生の天神の祭りに姫が供を連れて来たのを見て、その美しさに心を奪われた。身分が違いすぎて叶わぬと知りつつ文を送り、思いを断ちきれずに二十一日の断食をしたという。姫からは、霧もかからぬ白滝へ心かけるな山田おろびと、と身のほどを諭す返しが届いた。男は今度は天神に二十一日の願をかけると、満願の日、社の前に短冊が現れ、日照りにて山田の稲も枯れふせる落ちて助くる白滝の水、とあった。これを携えて白滝のもとを訪ねると、姫もただごとではないと受け入れ、男の嫁になったと語られている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第4巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第4巻』は、日本の伝説を話型ごとに集成した叢書『日本伝説大系』の一冊である。茨城・栃木・群馬の三県に伝わる伝説を、男体・赤城の神争いや榛名湖の入水譚、平将門・源義家・親鸞・弘法大師などの事跡、河童・竜宮・長者・石・姥捨・九十九谷などの話型ごとに収める。各項は代表となる伝承地の話を掲げ、〔類話〕に各地の聞き書きを伝承者名や出典とともに並べ、〔文献〕に縁起・地誌などの古記録を抄出し、柳田・高木による話型名を添える。

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