三本の矢が定めた矢落明神の地
どんな伝承か
矢田坐久志玉比古神社は、一名を矢落明神ともいう。伝えでは、饒速日命が天神から天羽々矢と天羽々弓を授かり、三本の矢を射て、その落ちた場所を自らの住まいと定めようとした。三本ともが矢田の地に落ちたという。一の矢の落ちた所は一の矢と呼ばれ、二の矢の落ちた所が今の神社の地、三の矢の落ちた所は小塚と呼ばれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))
『日本伝説大系 第11巻』は、山陰の鳥取・島根両県の伝説を集めた日本伝説大系の一巻である。矮姫による穀物の伝来、大山の山くらべ、伯耆の白兎、雲州皿屋敷、七尋女房、牛鬼、隠岐の後鳥羽上皇などを、伝承地を明記した口承の例話で示し、類話と近世以降の文献を添える。「文化叙事伝説」「自然説明伝説」の部に分けて話ごとに番号を付し、凡例のとおり例話・類話・文献・参考の順に並べ、多くの話に高木・柳田による伝説名を添える。