大内原に立つ和泉式部の碑
どんな伝承か
和泉式部はこの地に住んだと伝えられ、大内原をはじめ簾、和泉、高紫琴枕といった場所がその住まいとして語られてきた。墓は亀嵩駅の南、山際にあたる一角にある。没した日は三条天皇の長和三年三月晦日とされる。大内原に立つ墓は正面に和泉式部碑と刻まれ、文化十一年という建立の日付も彫り込まれている。そのかたわらには、小式部内侍の墓と伝える長く丸みを帯びた石碑も並んで立っている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))
『日本伝説大系 第11巻』は、山陰の鳥取・島根両県の伝説を集めた日本伝説大系の一巻である。矮姫による穀物の伝来、大山の山くらべ、伯耆の白兎、雲州皿屋敷、七尋女房、牛鬼、隠岐の後鳥羽上皇などを、伝承地を明記した口承の例話で示し、類話と近世以降の文献を添える。「文化叙事伝説」「自然説明伝説」の部に分けて話ごとに番号を付し、凡例のとおり例話・類話・文献・参考の順に並べ、多くの話に高木・柳田による伝説名を添える。