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小豆を取る足跡を隠した雪

所在地愛媛県上浮穴郡久万高原町小村
年代伝承(口承)
登場弘法大師
出典日本伝説大系 第12巻

どんな伝承か

上浮穴郡柳谷村小村の伝え。弘法大師が貧しいお婆さんの家に宿を乞うたが、お婆さんは何も出せないと答えた。すると大師は、隣の畑から小豆を取ってこいと言い、雪を降らせてお婆さんの足跡を隠してやった。このことから旧暦十二月二十三日の頃にはよく雪が降り、お大師粥には小豆を入れて炊くのだという。

原典より

弘法大師があるお婆さんの家で宿を乞うたところ、そこは貧乏な家だったので、お婆さんは、「何も出せない」と答えた。—— 日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第12巻』は、四国四県(香川・愛媛・徳島・高知)の伝説を話型ごとに集めた伝説集成の一巻である。神々の争いや大人の足跡、弘法大師の彫り残しや麦の種、英雄の誕生、長者、人柱、蛇聟、狼の報恩、化猫退治、首切れ馬、夜泣石、地蔵の霊験などを、町村誌や地方の伝説集、昭和五十三年度立命館大学説話文学研究会の採集調査稿から採る。百三十九話に通し番号を付け、各話に伝承地と出典、高木・柳田の分類名を添え、県別の〔類話〕と〔文献〕を続ける。

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