弘法大師の縁日に重なった決定
どんな伝承か
福来博士記念館の設立に名を連ねた発起人の一人、荒井寅吉は、見知らぬ僧から福来博士についての論文が載った雑誌を手渡されるという不思議な出来事に遭っている。さらに、教育委員会や市議会で記念館に関わる大事な決定が下された日を数えてみると、いずれも二十一日にあたっていた。二十一日は博士が生涯敬っていた弘法大師の縁日である。偶然が重なりすぎているとして、建設に携わった人々はそこに目に見えぬ働きかけを感じ取ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
念写発見の真相(山本健造・念写・超心理研究・1980年(昭和55年))
『念写発見の真相』は、飛騨に住む山本健造が著した福来友吉の伝記と学説紹介の書で、はしがきは昭和五十五年十一月三日付である。念写を発見した福来の幼少期から、東京帝大での透視・念写実験と追放、宣真女学校長・高野山大学教授の時代、仙台での晩年までをたどり、著者による高山市の福来博士記念館建設の経緯や六次元の原理を述べる。全十五章からなり、第二章に福来の論文「弘法大師の御霊影」を再刊のことばとともに収める。