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雄略帝の世に海宮へ渡った仁尾の浦島太郎

所在地香川県三豊市仁尾町仁尾
年代伝承(口承)
登場浦島太郎、亀に乗って海宮へ行き玉手箱を開いた仁尾の浦の者
出典日本伝説大系 第12巻

どんな伝承か

『讃岐名勝栞』の一条。雄略天皇二十二年の春、仁尾の浦の者であった浦島太郎はある日亀を釣り上げ、それに乗って海の宮へ至った。宮殿の美しさは言葉に尽くせなかったが、故郷が懐かしくなって帰ることにし、仙女から玉手箱を賜り、決して開けるなと戒められた。桓武天皇の御世、三百四十八年を経て帰った太郎は、不審に思って箱の封を切った。中から雲煙が空へ立ちのぼり、美男子だった姿はたちまち白髪の老人に変わり、ほどなく死んだという。浦島の出生地であることから積の浦・香田浦・仁尾の浦と呼び、玉手箱を開いた所を宮の浦港と言い伝えている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第12巻』は、四国四県(香川・愛媛・徳島・高知)の伝説を話型ごとに集めた伝説集成の一巻である。神々の争いや大人の足跡、弘法大師の彫り残しや麦の種、英雄の誕生、長者、人柱、蛇聟、狼の報恩、化猫退治、首切れ馬、夜泣石、地蔵の霊験などを、町村誌や地方の伝説集、昭和五十三年度立命館大学説話文学研究会の採集調査稿から採る。百三十九話に通し番号を付け、各話に伝承地と出典、高木・柳田の分類名を添え、県別の〔類話〕と〔文献〕を続ける。

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