蛇渕から通われ安産の神となった妻
どんな伝承か
大久保に夷滝があり、そこに蛇渕と呼ばれる渕がある。西之川に住む男の妻のもとへ、毎夜通ってくる男があった。体が冷たいので不審に思い、老婆の教えで衣の裾に針を刺しておくと、以後は来なくなった。しかし妻は盥一杯の蛇の子を産み、やがて死んだ。その霊を祀って祠を建て、今では安産の神と呼ばれている。(「伊予史談」九八号)
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。