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杖から生えた世の中桜の豊凶占い

所在地香川県三豊市財田町財田上(世の中桜)
年代伝承(口承)
登場弘法大師
出典日本伝説大系 第12巻

どんな伝承か

大同三年、弘法大師は用材を調べるために山を歩くとき、いつも桜の杖を突いていた。山から下りて石野辺に来た大師が杖を地面に突き立てたところ、やがてその杖から芽が出て枝葉が茂り、花を咲かせるようになった。人々は喜んでこれを世の中桜と呼んだ。枝は東西南北に伸び、枝によって花の多い少ないが違う。花の多い枝の指す方角は豊作、少ない枝の方角は不作になると、昔から言い伝えられている。

原典より

<高木―「安国寺の桜」柳田―「杖桜」>大同三年、弘法大師が用材をお調べになるため、山をお歩きになるおりは、いつも桜の杖を突いておいででしたが、山から下りて来られて、石野辺で持っておられた杖を地面におさしになった。—— 日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房))

『日本伝説大系 第12巻』は、四国四県(香川・愛媛・徳島・高知)の伝説を話型ごとに集めた伝説集成の一巻である。神々の争いや大人の足跡、弘法大師の彫り残しや麦の種、英雄の誕生、長者、人柱、蛇聟、狼の報恩、化猫退治、首切れ馬、夜泣石、地蔵の霊験などを、町村誌や地方の伝説集、昭和五十三年度立命館大学説話文学研究会の採集調査稿から採る。百三十九話に通し番号を付け、各話に伝承地と出典、高木・柳田の分類名を添え、県別の〔類話〕と〔文献〕を続ける。

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