独鈷で穿った柳の水
どんな伝承か
『阿州奇事雑話』に載る弘法水の記事。名西郡左右内村の大栗山焼山寺は古くから名高い霊山である。焼山寺を下り、左右内谷を経て一里半ほど行くと柳水という所がある。昔このあたりには水がなく、弘法大師がここで喉の渇きを覚え、独鈷で岸を穿ったところ清水が湧き出したという。今も柳の水と呼ばれ、旅人はこの清水で渇きを癒やすと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。